(理論ガイダンス)財務諸表論の理論勉強の進め方

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慧すけ(秋山慧介)

2017年9月より、生き地獄といわれる税理士試験に挑戦する管理人慧すけが、日々の思いを赤裸々に綴っております。 姫路の秋山税理士事務所(相続専門)に所属。2019年4月より大阪産業大学大学院(梅田サテライト)へ進学。 現在164記事を投稿中!

 

今回の記事はこれから税理士試験を受けたいという時、多くの人が直面する壁の一つである〝財表理論の学習方法〟についてまとめて行きたいと思います。

この記事は僕個人の経験を述べるのではなく、税理士受験大手の大原の先生が推奨している学習の進め方ですので、是非これから理論を学習していくという方には参考にして貰えればと思います。

基本的に初心者の方向けの文章ですが、昨年から勉強を始めた人も、もう一度基本を見つめ直すキッカケに使ってみては如何でしょうか?

財務諸表論においての理論学習とは

財務諸表論の理論とは何かよく分からない、という方にかなりザックリとですが説明すると、財表においての理論は会計の歴史の授業です。

会計学というものが出来た昔から現在までの流れを追いつつ、その中に出てくる会計の原則等を学習し、そこに書いてある意味・その背景を学び、試験の為に重要な部分の丸暗記が要求されるというものです。

この会計原則の定義や用語の暗記に多くの受験生は苦しみながら、学習を進めていくのです。

 

授業と復習とミニテストと確認テストと理論

資格の大原での財務諸表論理論の学習方法は、

① 授業で新規理論の学習(2コマ分の講義)

② 次回3コマ目の講義で前2コマ分の内容が暗記できているかの〝ミニテスト〟が行われる

③ ミニテストが終わったら①の授業で覚えた理論は一度忘れてok

④ この①と②と③を1か月の間繰り返す

⑤ 月の終わりに1か月に一度の〝確認テスト〟が行われるので、一度忘れた理論をここで再暗記を行いテストに臨む

 

理論の学習で大切なことは覚えて忘れることです

基本的に普通の人間は一度覚えた理論をずっと覚えておくことは不可能です。

忘れることが当たり前〟この感覚を持って学習に当たることが大切です。

その代わり、定期的に同じ理論を繰り返し覚えていると、覚えるスピードが段々早くなって来ます。

・初めて暗記する理論は暗記に時間が掛かるのは当たり前ですが

・一度忘れても次は最初よりも暗記に掛かる時間は少なくなりますし

・また忘れても次は更に早く暗記が完了します。

なので理論を学習する際には1つの理論を長時間掛けて覚えるのではなく、忘れること何度も刷り込むことを念頭に置いて、

➡短時間で多くの理論に向き合う

➡当然暗記の精度が甘いので次の日には殆ど忘れている

➡もう一度覚え直しを行い記憶に定着させていく

➡ひたすらこれを繰り返しましょう

 

具体的な理論暗記の進め方

まず理論の学習が始まると同時に2つの教材が配布されます。

左の画像(文字は気にしないで下さい)の左側の教材が

・授業で使う理論テキスト

右の教材は理論テキストの内容の要点をまとめた

・自宅学習用で使う要点チェックノートです。

基本的にこの2つの教材を使って理論の勉強を進めます。

(ここからは理論テキストの内容が端的にまとまっている要点チェックノートにフォーカスを当てて解説をしていきます)

 

ステップ1 穴埋め部分は一字一句正確に暗記をする

理論の本試験では長い文章の論述の他にも、穴埋め形式で( )内に入る文字を問われることもあります。

要点チェックノートではその( )の穴埋め問題も収録されていますが、基本的にここに入る文字は漢字を含めて一字一句正確に覚える必要があります。

漢字の間違い→意味が全く違う=不正解

漢字を覚えていないから平仮名で解答する→覚えていないとみなされる=不正解

春と夏という文章があったとすると、これを夏と春と書いても不正解なので、とにかくここは正確に暗記をしましょう。

 

ステップ2 文章はテキスト・要点チェックノート通りに暗記する

テキストを使っての理論の授業中、本試験で出る可能性が高い部分・重要な部分はマークの指示が出ます。

この部分を暗記するのですが、基本的にこの時に自作の作文として覚えないようにしましょう。

勝手に自分が覚えやすいからと「て・に・を・は」や難しい用語を簡単に変えたりをしてしまうと、意味合いが変わってしまう可能性が出て来ます。

なので前提として、暗記をする際にはテキスト通り・要点チェックノート通りの文章を覚えるように心掛けましょう。

 

ステップ3 読んで暗記→思い出すという作業を繰り返す

理論を暗記する時には、最初のうち暫くは読んで暗記をしましょう。

人によって個人差はありますが、一行あたり5回・10回と読んで暗記を繰り返します。

その後一度テキストを閉じて、今暗記をした部分の復元を行ってみましょう。

暗記で一番大事なことは、この復元(思い出す)という作業です。

思い出して文字が頭に浮かんで初めて暗記です、なので思い出すを繰り返しましょう。

この作業は別に机に座ってやる必要はありません。

通学中の電車の中、食事中・入浴中などどこでも思い出すという行為は可能ですので、どこでもいつでも随時繰り返していきましょう。

 

ステップ4 ある程度暗記が定着してきたらテスト前に書いてみる

この書くという行為は漢字間違いや、頭の中では暗唱できていた文章が実際に書くとなると出てこないということに対応する為に必要な作業です。

なので必ずミニテスト前・確認テスト前には、頭の中で唱えつづけた文章を文字としてアウトプット出来るのかを試してみましょう。

 

ステップ5 カテゴリー・タイトルを確認する

理論暗記を進める際に、ミニテストや確認テストの期日に焦り、中身の内容からいきなり暗記を始めようとしてしまう人がいますが、必ずカテゴリーとタイトルを意識することを心掛けましょう。

まずいま暗記している理論はどのカテゴリーの中のモノなのかを常に把握しておくことが大切です。

いま暗記しているのは、

・B/SなのかP/Lなのか?

・資産の話なのか負債の話なのか?を理解をした上で暗記を始めましょう。

カテゴリーを把握したら次にタイトルを見た瞬間にそのタイトルの中の各論点を想起し→最初の出だしの文章はどのように始まるか、この流れに重きを置くことが大事です。

なのでいきなり各論点の内容から暗記を初めてしまっている人は、各論点ごとの「タイトルを意識して行きましょう。

最初の出だしの言葉さえ出てくれば、その後に続く言葉は比較的簡単に出て来るようになります。

例)財務諸表論 /カテゴリー固定資産 /①減耗償却・②取替法について

上記の場合、 ①と②のタイトルは【特殊な有形固定資産の費用化】となっています。

1⃣まずはこの【特殊な有形固定資産の費用化】を覚えましょう。

2⃣そしてこのタイトルを見た瞬間にその中に①減耗償却・②取替法が含まれていていることを紐づける

3⃣ここまでの前段を踏んだうえで①と②の定義や特徴を覚えていく

 

ステップ6 暗記と理解は同時並行で行わない

理論の学習には暗記理解の2つが必要になります。

・暗記だけ完璧でもキチンと理論と理論の横の繋がりなどを理解していないと解答が困難な問題もありますし

・理解が完璧でも本試験の限られた時間の中で自分の言葉のみで文章を作成するのは大変です

なので、本試験では理論において暗記と理解の2つが必要となるのです。

ですがその際に暗記と理解を同時並行で行ってはいけません。

暗記をしながら理解もしようとすると、結局どちらも中途半端になって永遠に終わりませんので、

暗記をする時は意味が分からなくても覚える

理解はある程度文章を覚えてから取り組むようにする

順番としては暗記をしてから→理解という順番の方が早くオススメです。

ある程度文字が頭の中に入っていないと理解もなかなか出来ないですからね。

必死に暗記をしているうちに「成る程こういうことか!」と理解が追い付いて来ることも多いので、まずは先に暗記をしてから理解に時間を充てて行きましょう。

 

まとめ

慧すけ

最後の部分の暗記が先か理解が先かは、文中では先に暗記を推奨していますが、ここは本当に個人差の出て来る部分だと思います。

なので、先に少しでも理解をした方が絶対に暗記が頭に入ってき易いという人は、理解を先に行われても全く問題は無いと思います。

理論の暗記は初めの頃は本当に苦痛ですが、学習ペースが掴めて来て暗記自体に慣れてくると、結構すんなりと暗記を行うことが出来るようになるので、最初はツライですがこの記事の書いていることを参考にして貰いつつ、頑張って自分のペースを確立してみて下さい。