(資格の大原)近年の試験傾向と今後の科目別学習方法(全11科目を分析)

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慧すけ(秋山慧介)

2017年9月より、生き地獄といわれる税理士試験に挑戦する管理人慧すけが、日々の思いを赤裸々に綴っております。 姫路の秋山税理士事務所(相続専門)に所属。資格の大原(神戸校)に通学中です。 現在160記事を投稿中!

 

月に一度資格の大原で配布される「大原税理士受験生のための情報誌WIN Vol3」が先日配布されましたが、大原生の皆さんはキチンと中身を読まれましたか?

今回もこれからの学習計画においてカナリ役立つ情報が満載だったので、当記事にて「WIN Vol3」の内容をシェアして行きたいと思います。

近年の試験傾向と各科目毎の今後の学習方法

ここからは、「WIN Vol3」で紹介されている各科目ごとの近年の試験傾向とそれに伴う今後の学習方針を紹介して行きたいと思います。

簿記論

第一問、第二問については出題の仕方がバリエーション豊富ですが、基礎論点の習熟度が合否を分けるポイントになります

・したがって難易度の高い問題を回答するだけではなく、4月期までの基本項目の精度を徹底的に上げる必要があるといえます

・また近年の本試験では仕分け問題が多く出題されているため、仕分け問題対策も必須です

・第3問については例年に比べると難易度やボリュームが抑えられた印象はありますが、合格のためには難易度が低めのところを優先的に回答し、そこで合格点の土台を築くことが必要です

・そのためには、過去の試験問題や直前答練等の問題解答を通じて実践的な回答アプローチを習得していくことが必要となります

 

財務諸表論

理論

・理論については、近年の試験傾向から考えますと、学習した内容について暗記出来ているかだけではなく、正しく理解できているかが問われております

・なお論述問題ばかりではなく、文章を読んでそれが正しいかどうかを判断できるかなどを記号選択する、重要な会計用語が押さえられているかを問うなど、形式的にも多様なものとなっておりますので、これらに対応する力をつける必要があります

・例年の事ではありますが基準の穴埋め対策も重要な要素となります

 

〇計算

・計算については、第67回のような基本的な項目の積み上げによる相互問題であった場合、ミスを極力減らし、高得点を獲得する必要があります

・ただし難易度、ボリュームは受験年度により異なるため、どういったパターンでの出題であっても対応できる実践力を過去試験問題の研究や直前対策での答練を通じて養成する必要があります

 

所得税法

理論

・理論問題に関しては、精度の高い暗記を前提として、制限時間内に過不足のない回答を作成する練習が必要です

そのため、暗記に偏った学習ではなく、普段の学習において実際に書く練習を取り入れ、答案用紙の必要枚数や回答作成の所要時間を把握することも重要であると考えられます

 

〇計算

・計算問題に関しては、基本的な項目を中心に出題される傾向にあることから、難しい項目にとらわれすぎず、基本項目を正確かつスピーディーに解答できるように練習していきましょう

・また、金額を算出することのほかに適用条件等の記述が求められる傾向にあります

・そのため、普段の学習において機械的に金額を算出するだけでなく、適用要件を満たすかどうかもこれまで以上に意識して問題を解くようにしてみてください

 

法人税法

理論

第一問は、法人税法に関する制度について適用関係、課税関係等が問われたことから、従前と変わらず個別理論の正確な暗記は必須となります

・また、今後は66回以前の試験で頻出された事例形式でのスタイも想定されます

・したがって、個別理論の暗記をベースとしながらも、問題等を通じて、事実関係を法令等に当てはめて分析する力も養う必要があります

 

〇計算

第二問は、基本的な項目(初学者コースの方でいう年内学習項目)が中心に出題されていることから、これらの項目について正当率を高める必要があります

・また、個別問題があることやコメントが問われたことなどから問題等を通じて、多様な出題に対応できるように練習していきましょう

 

相続税法

理論

・理論に関しては、暗記の精度の向上を図ること、計算の知識を活かしながら解答作成を行えるようにすることが合格のための重要な要素となります

・理論の問2では計算の知識を用いての判断、具体的な金額等の算定が求められる傾向がありますので、上記を踏まえた対策をとりましょう

 

〇計算

・計算に関しては、解答スピード及び精度が求められますので、常に時間を意識して解答し、宅地・株式等について基礎的な論点を確実に処理する力を磨くことが重要となります

 

消費税法

理論

・理論に関しては、幅広い暗記に加えて改正論点の理解と問題の読解力、題意をおさえた事例の理由説明が必要となります

・理論問題集などを活用して題意を把握する練習を行ってください

 

〇計算

・計算に関しては、基本的な項目を正確に解答するための処理能力が必要です

・また、納税義務や簡易課税の判断が合否に大きく影響する問題も頻繁に出題されているため、複雑な状況設定であっても正確に状況把握できるように、資料のまとめ方などを確認してください

 

酒税法

理論

・理論問題対策は個別規定のインプットについて完成度を高めるとともに、各規定に係る趣旨の理解とインプット、事例問題などの応用理論対策、題意を確実に読み取ることも必要です

 

〇計算

・計算問題対策は難易度が高くないことから、ケアレスミスを防ぎ、迅速で正確な処理能力を養いましょう

 

国税徴収法

理論

出題項目は教材に基礎項目として掲載されている論点であり、特別な対策は必要ありません

・しかし、近年は基礎項目の深い理解が問われる傾向にあることから、条文の丸暗記では通用せず、テキストを読み込み、制度趣旨などを理解した上で、精度の高い暗記が必要です

 

住民税

理論

基本的な理論を網羅的に押さえるとともに、出題が予想される箇所は特に注意しておきましょう

 

〇計算

・また計算問題に対処できるように、計算演習などの十分な準備が必要となります。学習した項目の習熟を目指すことが必要です

 

事業税

理論

・理論に関しては、第一問・第二問ともに基本理論を確実に覚えていることが大切です

・その上で第二問(事例形式)への対応が必要となります。各規定の中心論点をおさえていきましょう

 

〇計算

・計算に関しては、二問形式での出題が続いており、解答に時間を要する傾向にあるとともに正確性も要求されます

外形標準課税の演習を中心に解答のスピードアップと正確さの向上を目指して学習を進めましょう

 

固定資産税

理論

・理論は近年個別複合形式を筆頭に多様な形式で出題されますが、形式別の対策はミニテスト等で対策します

・ここで練習したことが本試験で出題されますので、日々の理論学習を大切にしてください

 

〇計算

・計算は学習論点の網羅及び基本論点で確実に得点することが重要です

・そのため、講義内容の消化のみならず、反復練習の継続による効率的な解答方法の構築は必須です

 

まとめ

慧すけ

如何だったでしょうか?

今年自身が受ける試験科目の勉強方針として、今回の記事が役に立って頂ければ幸いです。

ですが、毎回毎回こんなに内容の濃い情報誌を発行してくれる大原には大感謝ですね(受験生的にも・ブロガー的にも)

これからも、これは沢山の人にとって為になる内容だな〟と思ったモノは積極的にシェアして行ければと思います。

(無断転載禁止の一文が入っているモノは記事にはしませんが(^_^;)

 

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2017.11.08