(受験生と税理士の違い)受験生時代には一体何匹のメタルスライムに出会えるのだろうか?

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慧すけ(秋山慧介)

2017年9月より、生き地獄といわれる税理士試験に挑戦する管理人慧すけが、日々の思いを赤裸々に綴っております。 姫路の秋山税理士事務所(相続専門)に所属。2019年4月より大阪産業大学大学院(梅田サテライト)へ進学。 現在164記事を投稿中!

 

今回の記事のタイトルは、ゲーム好きの人からしたら直ぐにピンと来ると思いますが、普段ゲームをしない人からするとナンノコッチャ?という感じですよね。

メタルスライムを知らないという人はそもそもこのページを開いていないと思いますが、一応ご存知ないという人にまずはメタルスライムとは何なのかを〝数秒で〟説明したいと思います。

メタルスライムとは
・日本を代表するRPG(ロールプレイングゲーム)であるドラゴンクエストに出てくるモンスター

・物語の最序盤に出てくるスライムの上位の存在

・滅多に出会えなく、出て来たと思ったら1秒後には殆どが逃げる

・しかし1度でも倒すことができれば大量に経験値を得ることが出来る。

・結果自分のレベルがメチャクチャ上がる 

という、全プレイヤーから偏執的に愛されているモンスターです。

かなり長ったらしく書いてしまいましたが、

要は〝メタルスライムを1匹でも倒せば自分自身の能力が飛躍的に上昇する〟

というポイントだけを押さえて頂いて、これからの文章を読んで頂ければ大丈夫です!

 

僕たちが税務職員ではなく税理士を目指す理由

僕たち税理士受験生の目標は税理士になることです。

そしてそれはつまり、殆どの人がその先に〝独立〟という夢を思い描いていることを意味しています。

資格があれば取り敢えず安心だし、後は組織の中で人生を送りたい。というような人は税理士を目指す人には恐らく少ないでしょう。

その場合同じ会計に関わる業務で言ったら、税理士を目指すよりも〝税務職員や公認会計士〟になる方がよっぽどその人生プランにマッチしていますし、安定性という意味でも税理士よりも他の2つの選択肢の方が恐らく上でしょう。

しかしそうではなく税理士になる道〟を選んでいるということは、

〝将来独立し自分が代表となり、お金のことで困っている企業や個人の方達の力になりたい〟

という気持ちが全受験生の心の中には大小は違えど存在している現れだと僕は勝手に思っています。

 

受験時はスライムと戦い、税理士となった後はメタルスライムと戦う

先日【税理士を目指す人は〝絶対に〟先輩方の合格体験記を読み漁ろう!】という記事の作成の為に、色々な税理士の先生方のブログを再び読みまくっていたのですが、その中で1つ皆さんが共通して仰っていたことがあります。

それは、

〝税理士受験は本当に大変だったし勉強を通して得られるものは大きかった。しかし決して試験の合格はゴールではなかった〟 ということです。

試験への合格を僕達受験生はゴール地点に置きがちですが、そこに達することが出来ても僕たちはその先に本当に必要となる

・営業力
・自己ブランディング
・サバイバル力
・プレゼン力
・会話力
・顧客に対する共感力
・コンサルティング能力
・経営分析力

・IT力などは

全く身に付いておりません。

言い換えればその時の僕たちは、5科目に合格し税理士として登録をする資格を得ただけの税法の情報がたくさん詰まった「辞書」でしかないわけです。

税理士受験中に僕たちは、将来独立した後に使うことになる(であろう)税の知識を学びます。

そこでの土台作りは必須ですし、税理士を目指す上で重要なタスクだと思います。

しかしそこでの戦いはスライムとの戦いです。

どれだけ税法や計算問題というモンスターを倒しても、僕たちの税理士としての経験値は1ずつしか上がっていないと思います。

 

税理士の戸村涼子先生が以前ブログでこう書かれていました。

独立してからは、敢えて初めての仕事を引き受けるようにしています。

今までの延長線上で仕事を行っていれば楽でしょうけれどもそれでは成長できません。

今年はセミナーをして人前で話しましたが、人前で立って話すなど、昔は考えられませんでした。

ヒヤヒヤはもちろん、心臓バクバクで卒倒寸前でした。

独立した後は、明日いきなり「●●やります!」ということが可能です。

ということは自らヒヤヒヤして成長できる可能性が無限大ということですね。

これは大きなメリットだと思っています。

戸村涼子税理士 ヒヤヒヤしながらでないと成長できない より引用

 

この記事の中に書かれているヒヤヒヤする体験、これこそがメタルスライムとの戦いだと僕は思います。

この体験をすることこそが、僕達が税理士として初めて大きく成長できる時なのではないでしょうか。

 

税理士として自分の色を出すまでは全員がドングリ

僕のTwitter仲間が以前、科目合格者の方に「科目合格0の奴が気軽に話しかけてくるな!」ということを書かれたようで、凄く落ち込んでいました。

ですが僕はその相手の人は物凄く滑稽だと思います。

この世界に長く居ると、どうしても科目を幾つ持っているかで自分達の序列を決めたがりますが、恐らく独立をして日々悩み苦しみながらバリバリと働いておられる先生方から見たら、

「いやいや君達はみんな同じだよ」

と笑われると思います。

僕たち税理士受験生は、まだ税理士としてお客様と向き合うというスタートラインにすら誰一人立てていません。

日々スライムと戦っているだけです。

そんな僕達がどちらが上か下かを論じているだけ時間の無駄ですし、そんなよく分からないプライドは要らないと思います(5科目・大学院論争も同様で)

そんなことで人を見下している時間があるのなら1日でも早く合格し、メタルスライムがいる世界で戦いましょう。

その時に初めて科目合格0の人を見下して下さい。

恐らくその時になったら、あなたは過去の自分の発言を恥じていると思いますが。

 

まとめ

慧すけ
どうしても税理士受験生という世界に身を置き、その世界の中でしか人とつるんでいなければ、自分の視野というものはドンドン狭くなっていくと思います。

奴隷の鎖の話と同じですよね。

奴隷同士がどちらの首に繋がっている鎖の方が立派かを競い合っているような、極限にクローズドな世界です。

そんな世界に自分自身を置いて疲弊するのではなく、1日でも早く合格してメタルスライムのいる戦場で戦っていきましょう!