(心理実験)人は肩書きと権威付けでしか他人を判断出来ないのか?

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慧すけ(秋山慧介)

2017年9月より、生き地獄といわれる税理士試験に挑戦する管理人慧すけが、日々の思いを赤裸々に綴っております。 姫路の秋山税理士事務所(相続専門)に所属。2019年4月より大阪産業大学大学院(梅田サテライト)へ進学。 現在164記事を投稿中!

 

2007年1月12日、ワシントンDCの地下鉄・ランファンプラザ駅構内で一つの実験が執り行われ、それが世界中で大きな話題となりました。

・その実験の主人公はプロのバイオリニストのジョシュア・ベル氏

・ステージは1月という寒い朝のラッシュ時、ワシントンDCの地下鉄駅構内

さて、この実験では何が行われ、そしてどの様な結果がそれ程までに世界を驚かせたのでしょうか?

 

ジョシュア・ベル実験をご存知ですか?

グラミー賞受賞の天才ヴァイオリニスト・ジョシュア・ベル氏が、2007年1月12日にある実験を試みました。

その実験内容は至ってシンプルなもので、

ジョシュア・ベル実験

・ワシントンDCの地下鉄駅構内で

・1月という寒波の強い日の朝のラッシュ時に

・1713年製ストラディバリウス「ギブソン・エクス・フーバーマン」を手に

「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」の6曲を

・駅構内で45分間、野球帽を被って演奏してみるというものでした

さて、ピュリツァー賞にも輝いたジョシュア・ベル氏のこの実験の結果はどうなったでしょうか?

 

実験の結果

この演奏はワシントン・ポスト紙が企画、人々の認知、嗜好、プライオリティーについての社会実験として行われたのですが、実験の結果としては

実験の結果

・彼の演奏中1,097人が通過

・そのなかでわずか7人が足を止め

27人がお金を入れた

・45分間の演奏でジョシュア・ベル氏が得た金額は32ドルでした。

ちなみに三日前にボストンのシンフォニーホールで行われた彼のコンサートはソールドアウトで、100ドルする席もあったそうです。

(下記の動画がジョシュア・ベル氏の当該実験の様子です)

 

7年後リベンジが行われる

この実験結果が広く報じられてから7年。

ワシントンD.C.のユニオンステーションで、ジョシュア・ベル氏は、前回のパフォーマンスのリベンジに挑むことになったのです。

今回は〝予告あり〟

もう皆さん何となく結果は分かりますよね。

 

結果は大盛況!!

自らのマスタークラスの宣伝にと、生徒9名とも共演したジュシュア・ベル氏を信じられないほどの数に膨れ上がった聴衆が迎える形となりました。

 

この実験結果から分かること

この実験結果から僕が思うことは、

・本当に価値のある〝良いモノ〟でも人は忙しく余裕のない日常の中でそれらを見つけることが出来ない

・人間は自分たちが思っている以上に肩書きと権威付けによってでしか人を判断出来ていない

・逆に肩書きと権威付けがあれば、比較的簡単に人の心を掴み行動を促すことが出来るし、より沢山の人に良い結果も悪い結果も提供することが出来る

 

士業においての肩書きと権威付け

ではここからは、これまでのプロバイオリニストの話から、税理士を含めた士業への話へと転換してみましょう。

・士業として活躍するために試験に合格をした。

・登録も済ませ誰にも恥じることの無い肩書きも手に入れた

でも仕事が来ない。 人の役に立てる知識も能力も肩書もあるのに仕事が無い。

こんな状況で悩んでいる若手の士業の方は沢山いらっしゃると思います。

何故、能力も肩書もあるのに仕事が来ないのか。

僕はそこに足りないのはもう一つの権威付けだと思います。

ジョシュア・ベル氏と同様に、どんなに才能溢れ多くの人を幸せに出来る能力があったとしても初回の実験では誰も彼の演奏に耳を傾けませんでした。

しかし7年後、〝グラミー賞受賞の天才ヴァイオリニスト・ジョシュア・ベル〟という権威付けが1つ付いただけで、駅構内はご覧の通りの大盛況です。

そうやはり忙しい現代の我々は、自分の力だけで〝本当に良いモノ〟を見つけるのは困難なのです。

その為には士業という肩書き+権威付けが必要になって来ます。

 

若手が権威付けを獲得する方法

権威付けと言っても何も専門書を執筆しろとか、学会に税法の論文を提出しろとか、そういうハードルの高いモノが必要な訳では決してありません。

若手の士業の方でも、もっと簡単に権威付けを得る方法はあります。

〝それはHP・ブログを書いてGoogleに認めて貰うことです〟

小難しいことを予想していた人にとっては肩透かしの内容かもしれませんが、実際にこれが自分という人間を認知して貰う為の一番の近道だと思います。

HP・ブログを作成し、それが自分の狙ったキーワード(例:税理士+自分の商圏)でGoogle検索1位になれれば、ネット上においてこれ以上の権威付けはありません。

積極的に狙っていくべき道筋だと思いますし、逆にこの権威付け無しに自分という人間をネット上で見つけて貰おうと思っても、カナリ厳しい戦いになると思います。

そこでの戦法を選ばない時は、ひたすらにチラシの投函や飛び込み営業などで顧客の人に認知してもらうしか無いかもしれませんね。

 

まとめ

人は悲しいかなとにかく権威付けと肩書きに弱いです。

ですが逆に考えれば、その2つを揃えることが出来れば比較的簡単に多くの人に自分という人間を知って貰える可能性があります。

その為に書籍の発行や、年に複数回講演会を行う等で実績を積んでそれらを自ら権威付けとしても良いと思いますし、

まだまだそれはハードルが高いという人は、先ずはブログやHPを作りGoogle先生に認めてもらうことで権威付けを獲得して行きましょう!