松下幸之助が提唱した〝たらいの法則〟に思うこと

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慧すけ(秋山慧介)

2017年9月より、生き地獄といわれる税理士試験に挑戦する管理人慧すけが、日々の思いを赤裸々に綴っております。 姫路の秋山税理士事務所(相続専門)に所属。資格の大原(神戸校)に通学中です。 現在160記事を投稿中!

 

少し前の記事で、【吉田松陰曰く】学問の大禁忌は作輟(さくてつ)なりという記事を投稿したところ、自分が思っていた以上の反響を皆さんから頂けたので、今回もその流れに乗っての偉人の教えシリーズ第2弾です。

【吉田松陰曰く】学問の大禁忌は作輟(さくてつ)なり

2018.02.14

 

今回ご紹介する偉人の教えは、僕が激しく感銘を受けた松下幸之助氏が提唱する〝たらいの法則〟です。

松下幸之助氏といえば、現パナソニック(旧:松下電器製作所)を一代で築き上げた経営者であり、また経営の神様という異名を持つことでも有名な方ですよね。

彼は、実業家としては勿論その他にも発明家、文筆家としても一線で活躍されていました。

そんな様々な分野において一流の思考を持つ松下幸之助氏の提唱した〝たらいの法則〟とはどんな意味を持っているのか。

そして僕はその法則の何に、それ程までに感銘を受けたのかを今日は書いて行きたいと思います。

松下幸之助氏が提唱した〝たらいの法則とは〟

たらいの法則とは、一般的に引き寄せの法則、ブーメランの法則などとも言われており、ざっくりと説明をすると、

・たらいの水を自分のほうに掻くと、その水は反対に遠ざかってしまうけれど

・どうぞどうぞと差し出すと手元に戻ってくる。

・つまり自分以外の誰かのために行った行為は巡り巡って自分の元に返ってくる

利己的な行為は期待する結果を遠ざけ、利他的な行為は、まわりまわって自分に返ってくる

というのが松下幸之助氏が提唱する〝たらいの法則〟です。

 

たらいの法則を実行し成功をされている方々を紹介

上段で〝たらいの法則〟の意味をお伝えしたところで、次は実際に僕の知る方の中から〝たらいの法則〟を実行されて成功されている方を2名紹介したいと思います。

 

たらいの法則と廣升税理士のfreeeコンテンツ

以前僕がブログ記事にて紹介させて頂いた廣升先生はまさに〝たらいの法則〟を実行し成功なさっています。

税理士を目指す人は〝絶対に〟先輩方の合格体験記を読み漁ろう!

2017.12.19

 

廣升先生が独立後に取られた行動の中の一つにクラウド会計ソフトfreeeのコンテンツ作成があります。

まだ廣升先生のfreeeマニュアル記事を見たことが無いという方は、是非一度ご自身の目で確かめてみて欲しいのですが、マジでとんでもないボリュームとクオリティになっています。

今では会計業界では当たり前に認知されているクラウド会計ソフトのfreeeですが、廣升先生はfreeeやMFクラウド会計が世に出始めたばかりの頃、まだ皆がクラウド会計を斜めに見ていた頃から上記のコンテンツを作成されています。

コンテンツの内容を見て貰えれば分かると思いますが、一つ一つのクオリティも物凄く高く且つ分かり易く解説がなされているので、ぶっちゃけこのコンテンツ通りに処理を進めて行けば簡単な申告書ならば、素人でも十分に完成させることが出来ます。

僕自身も廣升先生のコンテンツを見ながらfreeeを導入し、自分自身の事業の確定申告を済ませました(勉強と事務所の仕事に専念するため去年で廃業しましたが)

そんな高クオリティな情報をバンバン発信されている廣升先生、

自身のノウハウを惜しげもなく提供して自分の儲けに繋がるの? 

このコンテンツ通りに作業を進めるだけで申告書の作成が出来るのならば、廣升先生に仕事を依頼する人はいないんじゃないの?

普通ならそう思ってしまいますよね。

ですが、その心配は只の杞憂です。

実際に廣升先生の作成されたコンテンツを見ることで、廣升先生をその道の第一人者と認めて仕事を依頼されている方は大勢いらっしゃいますし、

廣升税理士に寄せられたお客様の声

なによりも現在廣升先生は、税務の仕事と並行して売れっ子の講演会講師として全国を飛び回っておられます。

今日の廣升先生の華々しい活躍があるのは、独立当初から貪欲すぎる程に利他的に誰かに役立つ情報を提供し続けた結果だと思います。

もしも廣升先生が自分の持っているノウハウを秘匿し、限られた人にのみ提供するようなスタイルで仕事をなされる方だったら、今の先生の活躍は無かったでしょうし、その後に現れる廣升先生以外の誰かが今の先生のポジションにいたのではないかと僕は思います。

 

たらいの法則と秋山清成税理士のビジネススタイル

身近な例でもう一つ、僕の父親である秋山清成税理士の話をしたいと思います。

僕の父はとにかく人と話すのが好きな人で、来るものは基本的に拒みません。

相談は基本的に無料で受けますし、言葉の不自由な外国籍の方にも辛抱強く相続のことを説明します。

保険の営業の人なんかは、普通の個人事業主の人はぞんざいに扱いがちですが、父はそんな方達も事務所に招き入れて話を聞きます。

しかも話を聞くだけではありません、話を聞く上に保険の営業の方が「相続のことでお客さんにどう説明したらいいモノか」

と悩んでいたら、惜しげも無く自身の知識とノウハウを提供します。

もちろん無料です。

僕は開業当初、そんな父の姿を見てあまり快く思っていませんでした。

慧すけ
お金も取らないのに自分の仕事の時間を削ってまで、営業さんの相談に乗っているなんて父さんはお人よしだな

と思っていました。

ですが、数日後に僕は自分の愚かさを知ることになります。

父が無償で自分のノウハウを分け与えたその保険営業の方、その方がそれ以降相続で困っているお客さんをその後何組もウチの事務所に連れて来てくれるではありませんか。

相続は1件の成功報酬の額が大きいので、父が自分の時間を削って無料で営業の方の相談に乗っていたとしても、本当に十分過ぎる程のリターンが戻って来たのです。

この話は、一人の保険営業の方のレアなケースという訳ではありません。

他にも同様に父が自分の時間を削り無料で仕事の相談に乗った事で、当事務所に自分の抱える相続で困っているお客さんを紹介してくれる方は少なくありません。

 

と、ここまで利他的な父親の行動を絶対的な善というように語って来ていますが、実際には今の40代以下の個人事業主の方達には

自分の時間を削ること

無料で相談を受けること

人からの紹介での仕事をすること

これらを嫌がる人も多いのは事実でしょうし、僕自身も自分が代表となった際には、いま行っている仕事の手を止めてまで営業の人を応接室に招き入れて相談に必ず乗るのかと言えば、もしかしたら乗らないかもしれません。

ですが、人の為に自分の時間と知識を無償で使える父と、それに応えてくれる人達の姿を間近で見てしまっているので、僕自身も父のスタイルはある程度踏襲して行くのだろうなとも思っています。

 

まとめ

慧すけ

上記で紹介した二人の税理士は、一見自分の手の内を明かし瞬間的には不利になるのではと思ってしまいがちですよね。

ですがこの世界は〝たらいの法則〟で動いています。

たらいの水を自分のほうに掻くと、その水は反対に遠ざかってしまうけれど、どうぞどうぞと差し出すと手元に戻ってくるのです。

このブログを見て下さっている僕と同じ税理士受験生の皆さんにも、是非独立後は廣升先生のように多くの人の力になるコンテンツを作って行って欲しいなと思います。

その為には話す・書く・編集するなどのスキルは必須となってくると思うので、出来る内から少しずつ情報を発信する癖を付けて行きましょう!

(廣升先生も大原の講師時代の経験がfreeeのコンテンツ作成時に大きく役に立ったと仰っています。
やはりこれからの時代には、誰かに向けて情報を発信するということはとても大事なスキルだと思います。)