DODAのCM〝条件は今よりいい会社、以上!〟に強烈な違和感しか感じない

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慧すけ(秋山慧介)

2017年9月より、生き地獄といわれる税理士試験に挑戦する管理人慧すけが、日々の思いを赤裸々に綴っております。 姫路の秋山税理士事務所(相続専門)に所属。2019年4月より大阪産業大学大学院(梅田サテライト)へ進学。 現在164記事を投稿中!

 

僕は毎日夜の入浴時に湯船につかりながら30分程、ネットを見たりYouTubeを見たりして息抜きをしています。

そんな日々の中、最近YouTubeを再生する前に流れるCM広告の件で、もの凄く引っかかる物があったので今日はそれについて書いていこうと思います。

 

条件は今より良い会社、以上

気になるCMというのは転職サービス大手のDODA(ドューダ)が打っている転職する人を応援する内容のCMです。

(※注 再生ボタンを押すと音が出ます)


このCMのコンセプトとしては、現状の職場環境・仕事内容に不満を持つ若い男女が、転職することを決意し行動を起こすまでの過程を15秒程で描き、そして最後には明るい未来を感じさせるような終わり方をしています。 

さてこのCMを見て皆さんはどう思われましたか?

僕は初めてこのCMを見た時から、強烈な違和感しか感じ取れませんでした。

 

今より良いって具体的に何を指しているんだろう?

・何をもって〝今より良い〟って言えるの?

・給料を上げたいの? 休日を増やしたいの? 人間関係を今より良くしたいの?

・嫌いな上司がいなければ今より良いの? 通勤時間を短くしたいの?

・もっと自由に働きたいの? もっとバリバリ働きたいの?

・今よりも、裏方で人を支える仕事がしたいの? 自分の存在を前面に出して働ける仕事がしたいの?

・クラウドワークが出来る会社がいいの? 大企業がいいの? ベンチャーがいいの?

 

と思わず一瞬で上記くらい一気に疑問が湧き出してしまう程、個人的にはあまりよろしくないCMとキャッチコピーだと思います。

15秒という物凄くタイトな時間制限の中で表現する以上、どうしてもいろいろな〝思い〟〝想い〟を削ぎ落とした言葉をつけなければならないのは理解できますが、

なんでしょう? どうしてもこのCMから感じる違和感を払拭できないのです。

何故僕は、このCMに関してこんなにも違和感を感じるのかを、またまた湯船の中で考えてみました。

 

このCMはおそらくペルソナの設定を全くしていない

僕はこのCMの作成を指揮した人は、全くこのCMを見て欲しい対象となる〝ペルソナの設定をしていない〟と思います。

〝ペルソナ〟って何?

という方は、下記の引用文(よければ引用ページ)を読んでみてください。

僕の尊敬するブロガーの松原潤一さんが〝ペルソナ〟について詳しく説明してくれています。

 

事業始めたけれど、なかなかお客さんが集まらない、というあなた。

とりあえず、自分の事業内容をHPに載せて、誰かこないかなぁって待っていませんか?

それではだめです。誰をターゲットにした事業なのですか?いろんな人に来てもらいたいっていうことで、ありきたりなサイトになっていませんか?

基本的に、事業を始めるときは、「特定の一人の人間」に向けて情報を発信するつもりで集客をしましょう。

「特定の一人の人間」というのをマーケティング用語では「ペルソナ」といいます。ペルソナマーケティングをすることで、実は今まで成果の出なかった集客がうまくいくようになります。

たった一人のペルソナに宣伝広告をした方が集客がうまくいきました より引用

 

だってそうでしょう?

本当に誰かの人生を変える手伝いをしたいと思ってCMを作るなら、こんな

「条件は今より良い会社、以上!」

みたいな、砂漠で砂金を探すみたいなアバウトな内容で人の心を動かせるとは僕は思えません。

 

誰にでも当て嵌まるようなアバウト過ぎる情報というのは、実はあまり人の心には響きません

例えとして
「今年は全国的に風邪が流行しているので、皆さん手洗いうがいをしましょう!」

と言われても、ほとんどの人が危機感も感じなければ相手の主張にも心は動き難いですよね。

ですが
「今年は関東の特に文京区で成人男性の方の風邪の罹患率が高まっているので、うがい手洗いを徹底しましょう!」

と言われればどうでしょうか?

間違いなく文京区住みの成人男性の人達は危機感を持つでしょうし、文京区内のコンビニ・薬局からマスクは即座に消え去るでしょう。

 

ペルソナの設定もこれと同じことが言えます

誰にでも当て嵌まるような耳障りの良いフレーズは、一見多くの人に届いているようですが、実は殆どの人の心に何も跡を残せてはいません。

逆に上記よりも、もっと狭い範囲を真剣に見つめてその中で悩んでいる人達に向けて放つ言葉は、分母の数は少なくとも圧倒的に自分が伝えたい想いをその人たちに残すことができるのです。

 

まとめ

慧すけ
現代の日本は、一昔前に比べて本当に多様な働き方が存在しています。

①公務員
②ノマドワーカー
③会社勤め
④自営業者
⑤ゲーム実況者
⑥ブロガー
⑦アフィリエイター
⑧クラウドワーカー
⑨ YouTuber
⑩プロゲーマー などなど

その中で、条件は今より良い〝会社〟〝会社のみしか〟選択肢が無い時点で、このCMに若干の時代遅れ感を感じますが、これは逆に①~⑩の働き方を認識した上で敢えて③の人だけに思いを届けようという、いわゆる〝ペルソナマーケティング〟なのでしょうか?

僕には分かりません。

皆さんはこのCMを見てどんな感想を抱かれましたか?